光の飛行寺院船「とこしへ」

その船は、トーテム、羽飾り、幻獣の皮が飾られ、空を飛び、そして光り輝く。
別に飛ぶ船はいくらだってあるのだが、影の地「ばんしゃう」の調査船にこの船が選ばれるのは道理なのである。影の地に光はない。そこで生まれたものは光を吸ってのみ存在できる。影の地はその一切が不明なのだ。
連邦は宗教的な要素を持ち込むなと言ったけど、俺たちの村は耳を貸さなかった。光の飛行寺院船「とこしへ」は我々の信じるものに守られている。俺たちは光の部族だ。我が誇りは光。光は現象より先に、時間より先に俺たちを照らしてくれている。

<世界観/古代機械についての記録>

クリエイター:年本哲也 [音楽]
プログレ大好きな作曲やさんです。万華鏡ラボというサークルで同人音楽をやったりもしています。好きな飲物はコーラと紅茶。

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