波動鉄塊グラジュヴァルド

おおよそ乗り物とは思えない巨大な鉄塊。中心部に埋め込まれた古代機械を守り、制御するために幾層もの金属が重ねられていた。機械から発せられる波動を金属で共振させ、歪な音を軋ませながら大地を抉り進行する。テオスフィアへたどり着くことのみを願い作られた鉄塊は、障害をかき消しながらゆっくりと前進した。その姿は新天地へと臨む人類以上にその地を求めているようであり、古代機械の帰巣本能を感じさせた。

演奏 二胡:宮橋 ピアノ:Potwi

<世界観/古代機械についての記録>

クリエイター:沖コエビ [音楽]
ギターを弾いたり作曲をしたりしています。

コメントは受け付けていません。