LEGACY OF HUMANITY – 滅びの遺産 –

スカラがかつて残した大いなる遺産でもあり、そのあまりにも強大な力は、当時の人類にはまだ完全に制御することができず、時代を滅びに導いてしまった別型の人型機動兵器。その凶暴さゆえに同期した人間は取り込まれ、自我を亡くし、人類…

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星を喰らうもの

宇宙創生の時より、月の一族と抗争を続ける反存在<ズルヴァン>、その欠片が魔導リアクターに拘束され、機械生命体「星喰い」が誕生した。月の一族とともに飛来したそれは、星の核に寄生し、星を喰らいながら、己を拘束する枷を脱ぎ捨て…

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Interlude – ZURVAN-

悠久の時を生き、朽ちない記憶に収めるもの。 原初の海にたゆといながら、時の終わりと始まりを待ちわびるもの。 刻が来た時、それはすべての存在に対峙する「反存在」として我々の宇宙に降臨するだろう。

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漆黒のエスペランサ

月明かりに照らされたむき出しの支柱、この世で最も月に近い遺跡は、スカラたちをあざ笑うかのように廃れていた。怒号が一つ、スカラの叫喚ではない。それは月から聞こえたものだ。空を見上げたスカラたちは思った、俺たちはまだ月へ行け…

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防衛システム:ケルベロス

幾多の古代機械が眠っているとされる、遥か上空にある古代遺跡。 地上の間では、伝説の番犬「ケルベロス」が巣食っている、と昔から噂されていた。 一体ケルベロスとは何か。その正体は月の一族が残した遺跡を守る防衛システムだった。…

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天空要塞ロマノフ

彼らはついにやってきた。古代機械タイタンがなんらかの要因によって本来の目的である『この星の破壊』を自らの手で実行し、場合によってはタイタンを回収するために。彼らにとって戦争という言葉は存在しない。何故なら戦争という言葉は…

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ミクトランシワトル

巨大絡繰時計「モーント・レッヒェルン」は、血屍人による呪術で似ても似つかぬ姿へと変貌していた。絡繰の迷宮の最奥に潜む魔女には穢れた月の魔力に魅入られた。 彼女がスカラとしての探究心や、三度目の終わりから時計を守ろうとした…

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Mond Lächeln

この世界の”lunatic”という言葉は、まさにこの古代機械によってできた言葉だろう。 巨大絡繰時計「モーント・レッヒェルン」は月の光を制御することで、夜の静寂を司る。 しかし3度目の終わりにて闇に染められた時計は、穢れ…

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海遊楼 – 再生の櫃 –

深海籠が辿り着いた海底には、小さな遺跡があった。籠に乗ったまま壁画に彩られた回廊を進むと、海中を別の『湧き水』が流れており、時折そこから小さな光が生まれ出ていた。光はやがてこの海に棲む生き物と思われる姿をとり、大海原のど…

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ラーヴァブルム

遺跡の中より“災害”と称されるその龍が現れたのは今から数百年前の事だった…。大地は切り裂かれ、海を煮立せ、空を紅く染め上げた。 生き残った僅かな人類はより強固な集落を築いて発展していった。そう、全ては同じ絶望を繰り返さな…

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